持続可能な
森林経営

王子グループは、1910年代より森林資源のサステナビリティを重視し、現在も森林資源をサステナブル・ビジネスモデルの核と位置付け、持続可能な森林経営を行っています。

ブラジル・CENIBRA社の事例:生産林(上側)と環境保全林(下側)(FSC®C008495)

生産林:環境保全に配慮しつつ、木材生産を主目的とした森林。
環境保全林:生物多様性や流域保全等の環境保全を主目的とした森林。

現在、王子グループが保有・管理する植林事業地は日本国内だけでなく、海外6ヶ国10地域に広がっています。その内訳は、環境保全に配慮しつつ木材生産を主目的とした生産林が約45万ha、生物多様性や流域保全を主目的とした環境保全林が約13万haの合計58万haです。また、「環境・経済・社会」に配慮しながら適切な森林経営を行うために、森林認証制度※1を活用し、2020年度の森林認証取得率は海外植林地で91%、国内社有林で100%でした。 また、王子グループは森林に関するニューヨーク宣言(NYDF)※2の「2030年までに森林減少ゼロ」の主旨に賛同し、サステナブル・ビジネスモデルのKPI(重要業績評価指標)として、「2030年までに海外生産林面積を40万haに拡大、森林のCO2固定量を1億7,000万トンに拡大」することをKPIに織り込みました。

※1 持続可能な森林経営を目指し、森林が基準通り良好に管理されていることを、第三者機関が審査・認証すること。なお、生産林や環境保全林を含む全体の森林を対象とします。(例)FSC®、PEFC等。
※2 同宣言は、政府、企業、市民社会団体、およびその他のステークホルダーが「2020年までに森林減少を半分に抑え、2030年までに森林減少をゼロにすること」を目的とした自発的な取り組み。